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中国からの日本団体旅行が解禁!今すべきインバウンド客の取り込み施策とは?

コロナの終息とともに日本への海外旅行客の客足が戻ってまいりました。日本政府観光局(JNTO)は先月、6月の訪日外国人観光客が207万3300人に上ったと発表。この数字はコロナ禍以前の2019年同月の72%となる水準です。

一方かねてより低迷傾向にあった中国本土からの訪日旅行客ですが、本日8月10日、中国政府が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて制限してきた中国人の日本への団体旅行について解禁されることが正式に発表されました。解禁されれば、およそ3年半ぶりに日本への団体旅行が再開されることになります。

そこで、本記事ではこれから加速すると予想される中国本土からの訪日旅行客を取り込むための、SNSを活用したインバウンド施策の案についてシェア致します。

コロナ禍明けの今、訪日中国客の動向は?

■ 半数の中国人はパートナーと一緒に日本旅行する
■ 今後の日本旅について、観光地めぐりとグルメのニーズが最も高い(以前はショッピングが最も高かった)
■ 日本旅行に行く際、最も情報収集に活用するSNSの第1位はREDBOOK、その次はCtripとなっている

日本でおなじみのアプリが使えない!中国の特殊なSNS事情

中国では、政府の施策により外国が提供するSNSサービスの多くが利用できなくなっています。例えば日本ではLINEやTwitter、FacebookなどのSNSが多く利用されていますが、中国国内ではこれらすべてが利用できず、また、GoogleやYahooなどの検索エンジンも利用できません。

代わりに中国では近しい機能を持つ独自のSNSが発達しており、それぞれについて独自のSNSについて知ることが中国のマーケティング戦略を立てる上で重要です。

また、海外旅行においては旅の出発前、滞在中、帰国後で利用するプラットフォームが変わるため、どのタイミングで周知させるべきか、またどの媒体が効果的か考察する必要があります。

中国からの訪日観光客がマストで使うSNS2選

前段でも触れた通り、訪日中国人が旅行の情報収集で最も利用するSNSが中国のInstagramことRED(小红书)と旅行アプリCTripです。

RED(小红书)は、中国を中心に広く普及しているソーシャルメディアプラットフォームで、情報収集時に「検索エンジン」として一番使われているAPPです。特に女性ユーザーに人気で、ファッション、美容、ライフスタイル、旅行などの女性関連のトピックにフォーカスを当て、女性ユーザー同士が商品のレビューやスタイリングのアイデア、旅行の情報などを共有し合う場として活用されています。写真やテキスト投稿を通じて、ユーザー同士がコミュニケーションを取り、役立つ情報やトレンドを交換するプラットフォームとして、特に女性の興味や関心に合ったコンテンツが多く存在します。

CTrip(携程旅行)は、中国国内最大手のオンライン旅行予約プラットフォームで、ホテル、航空券、パッケージツアーなどの予約を提供しています。幅広い旅行関連サービスを提供し、個人とビジネスの旅行者に利用されています。

出発前や旅行中の情報収集に活用されるこのプラットフォームでは、登録ユーザーは3億人、かつ強い購買力を持つユーザーが多いことを活かした施策としてオープンスクリーン、Topページのバナー広告、インフィード広告などが有効。日本への飛行機チケット購入者を絞ったターゲティング広告ができるのは一番の強味です。また、旅行中の購買へ繋げることも期待できます。

ほかにもインバウンド施策案は多数!

これらの施策に加え、他のSNS、誌面などのメディアを活用したプロモーション施策について資料にまとめております。インバウンド客にアプローチしたい、中国むけSNSの活用を検討している方、ぜひ情報収集にお役立てください。

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