中国薬監局は2022年12月30日に第127号規定を発表しました。発表されたのは、薬品情報管理の標準化によって情報の共有及び各関係者の共同作業の効率化を図るための5つの情報標準化の規定でした。
(中国語での原文リンクは下記よりダウンロード可能)
今回発表された情報の詳細について
具体的に以下のような情報が発表されています。
①「化妆品生产许可管理基本数据集」(化粧品生産許可管理基本数値集)
②「普通化妆品备案管理基本数据集」(一般化粧品備案基本数値集)
③「特殊化妆品注册管理基本数据集」(特殊化粧品登録管理基本数値集)
④「化妆品监管信息基础数据元 第1部分:生产许可与注册备案」(化粧品監査情報基本数値元 第一部:生産許可及び申請備案)
⑤「化妆品监管信息基础数据元值域代码 第1部分:生产许可与注册备案」
そもそもNMPAとは
NMPAは中国国家薬品監督管理局(NATIONAL MEDICAL PRODUCTS ADMINISTRATION)の省略形で、中国へ一般貿易で輸出する場合、NMPAの行政認可を取得しなければなりません。以前は通称CFDA「国家食品薬品監督管理局」という呼称でした。
取得できるのは中国の百貨店など様々な流通での販売可能で、より販売領域が広げられます。中国へ新規で参入するメーカーは最初に直面する課題はNMPAを取得するかどうかの課題です。取得できない化粧品ブランドは、保税区や海外直送などを利用する越境でしか販売できず、商売の展開は一気に制限されます。
ですので、一般貿易ができると言い方は、業界においてNMPAを取れたとの理解で、取り扱う業者の業態やマーケティングの手法も越境と異なってくるため、ぜひ最初に理解していただきたい言葉となります。
今回規定の発表はどのような影響があるのか?
今回規定をリリース目的として、情報の標準化やデータの共有を目的としているためであり、新たに規制を変更するではありません。
今回の規定では国内化粧品と輸入化粧品両方とも適用され、輸入化粧品の場合はより多くの情報が求められる。例えば、中国語商品名と海外の商品名は両方とも求められ、さらにどの地方から輸入されたのも明確に記録されます。
これからシステム化などを応用する際に、どのような影響が出てくるのがより明確になってくるのでしょう!
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