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中国版インスタグラムRED(小紅書)がhabUとして日本上陸!

中国版インスタグラムと呼ばれるRED(小紅書)をご存知ですか?REDはアクティブユーザー2.6億人と中国内外で絶大な人気を誇ります。10代後半から20代前半の女性ユーザーが多く、ファッション、美容、旅行などのトピックがメインに共有されています。また、インフルエンサーやブランドが自分たちの製品をプロモートする場としても利用されており、プラットフォーム上で製品購入までができることも特徴の一つでしょう。

近年、日本ではZ世代を中心にチャイボーグを起源とした中国メイクが浸透しており、中国コスメが大手ドラッグストアで販売されるほど流行しています。

その背景からより中国トレンドを理解したいというニーズが高まっていたものの、REDは中国国内向けで他国での利用制限があったり、言語の壁が障壁となることから、中国語ができないユーザーが利用できないことがこれまでの課題でした。これらの問題を解決し、中国トレンドにリーチできるサービスとしてリリースされたのが、今回ご紹介する日本版RED(小紅書)「habU」です。

01 habUを実際に使ってみよう

まず、アカウント作成には日本で普及率83%を超えるLINEやAppleアカウントなどとの連携でスムーズに行うことが可能です。

主な機能は下記の5つです。

①REDの人気記事が日本語で読める

②気になる投稿を日本語で検索できる

③コメント欄で同じ趣味の人と繋がれる

④フォロー、いいね、保存機能で気になる投稿を逃さない

⑤投稿機能で情報発信できる

日本人ユーザー向けのサービスかつ、日本語でも投稿できる機能であるということは、日本の記事が多くなるのではないのか?という点が気になるところですが、この点について心配はありません。habUではREDで人気の記事が常に自動翻訳されて追加されている、結果的に中国のコンテンツが大多数となっています。

中国からの投稿が大多数を占める

02 ここがすごいhabUの機能

habUは REDのコンテンツを自動翻訳しており、若干違和感の残る翻訳もありますが、内容を理解するのには十分なクオリティです。

投稿が日本語に翻訳されていることはもちろん、動画内の音声まで翻訳されているところが素晴らしい機能です。

動画の音声を日本語に自動翻訳

日本語訳が動画のタイミングに合わせて表示されるため、メイクやヘアセットの説明も理解しやすくなっています。

03 考察―中国好きユーザーみんなにとって有用か?

habUは完全日本人ユーザー向けとなっており、中国人ユーザーは基本的にアクセスできない仕様となっています。そのため、中国人向けの情報発信には向いていません。

また、REDの人気記事のみが翻訳されているため、本家のREDに比べると投稿数は限られています。

同じアカウントをRED(左)とhabU(右)で比べると

中国語を習得しており、普段REDで情報収集することも多い筆者から見ると、habU上の情報が主に美容に関する情報・知識のシェア関連の投稿であることに気がつきます。そうすると結果的に中国現地の生活を知りたい、中国のエンタメ系の動画が見たい場合は本家のREDでしか得られない情報が多いのも事実。

しかし、中国語が全くできない日本人ユーザーで中国トレンドに触れたいという層は、必要な情報だけが凝縮しており、それも日本語で見れるということになりますので、それこそが価値ということがわかります。もちろん、自動翻訳の性能も今後向上されるでしょう。

さらに、REDはインスタグラムとは異なり、テキストによる情報も多く、habUの登場は中国トレンドに敏感な日本人ユーザーにとって有益であることがわかりました。

中国好きの筆者としては、hab Uが中国文化に触れ、中国に興味を持ってもらうことのハードルを下げ、中国文化を好きになるきっかけとして活躍することを期待しています!

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