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【編集長コラム】2度目の中国Mビザの申請しました!Q&A付き!

3月に取得した中国Mビザのダブル(ビジネスビザで半年に2回入国できるビザ)。
月1回は上海に出張をする私には、あっという間に2回使用終了。
簡単ではありますが、”2度目”の体験記をシェアさせていただきます!

中国Mビザとは

現在、まだまだコロナ前と同じような往来が叶わない中国です。
15日以内の旅行ビザの申請ができるようにもなりましたが、原則的にはビザ無しでの中国入国は出来ません。
私は上海にパートナー企業があるので、召喚状を出していただきMビザを申請しています。
その時の体験記はこちらから↓↓

簡単だった2度目の申請

中国のMビザの申請は大変簡単でした。
やることは同じです。
中国のビザ申請オンライン上から、オンライン申請を行います。
中国ビザ申請センターのホームページ(https://www.visaforchina.cn/TYO2_JP/)
ここから申請を行います。
詳細は前回の申請記事を参考にしてください!


①から③までは前回と同じ手順です。
2度目申請の違うのが、④の「オンラインによる申請表入力」部分。
【申請書入力】ではなく、【申請記録】から前回使用したファイルをアップできました!
前回の申請表の変更部分(渡航希望日や航空券情報など)を変更し、アップして完了!
何度も申請する人は、必ずファイルは保存しておくべきですね。
⑤オンライン予約(申請日時や面談時間の予約)で面接時間を予約して完了。

全てが簡単に無事にできたかのように、書いておりますが今回2つの問題点に当たりました。

問題点①
オンライン予約(申請日時や面談時間の予約)が取れるのが、最短で1ヶ月後でした。
中国ビザセンターが忙しいのでしょうか。全く面談日の予約が取れず、上海に1ヶ月半以上行けませんでした。
(直近で中国渡航を予定している人は、旅行会社やビザ取得代行会社に相談するのが良いと思います)

問題点②
パスポートの有効期限
今回はマルチビザ(回数関係なく期間であれば何度も入国が可能)を申請したのですが、私の旅券の残り期間が1年を数日切ってしまっていました。
なので、取得できてダブルだろうとのことです。

申請面談予約当日

何度も通った中国ビザセンターなので、何も不都合なく書類を提出し、約2時間ほどで面談の順番が回ってきました。
今回感じたのは、3月の申請時には日本人のビジネスビザ取得だろう人を多く見かけましたが、6月ということもあり、
夏休みの短期留学希望の学生さんや、中国留学ビザを申請している学生さんが多く見かけられました。
ちなみに中国の新学期は9月なので、少し前から語学堂に通って新学期を迎えるようです。

受け取り当日

申請面談時に指定された受け取り期日に出張があり、指定日より4日ほど遅れて受け取りに行きました。
受け取り指定日でないと、受け取りできないかな?と不安ではありましたが、何も問題なく、サラッと受け取り完了。
待ち時間は約1時間ほどでした。
受け取りの際、中国ビザセンタースタッフの方に3度目のビザ申請のタイミングを確認しました。
「2度目取得の2回分の出張予定が決まっているので、2回目入国し帰国日の翌日に申請面談の予約はできますか?」
(1回目の帰国後、2回目の帰国前にオンライン申請をし、帰国後すぐの申請面談は可能ですか?)
返答は「できません。2回目の帰国してからのオンライン申請となります」とのことでした。
オンライン申請をしないと、申請面談の予約ページにいけないため、現状の混み具合の確認ができませんでした。

使用回数は簡単チェックだけさてるだけの中国Mビザ

いただいた中国ビザのQ&A

中国ビザに関して、多く質問を受けた内容です。

Q:「中国ビザ取得していないけど、航空券買える?」
A:買えます!
中国行き航空券はオンラインサイトで簡単に購入ができます。
しかし、空港の航空会社チェックイン時に必ず中国ビザの確認がありますので、その際取得していないとチェックインができません。(飛行機に搭乗できません)
日本から上海行きの成田空港でも、ソウルから上海行きの仁川空港でも、チェックイン時に必ず確認されます。
中国ビザを初めて取得される方は、取得してからの購入が良いと思います。

Q:「中国ビザ申請時に航空券は購入してからの申請ですか?」
A:私は買ってません!
これは大変よく聞かれることです。オンライン申請時に渡航用の日付とフライトナンバーを明記するところがあるからです。
「Mビザの私の場合」航空券は購入していません。希望の渡航日のフライトナンバーを記入しました。Mビザの場合、申請面談時に「航空券の持参」がなかったです。
しかし、おそらく留学ビザ申請しているだろう学生さんは航空券を持っていたので、必要なビザ申請もあるかもしれません。
滞在先になるホテルに関しても同様、予約はぜずに、宿泊を予定しているホテル名を書きました。


Q:「申請にどれくらいかかる?」
A:想定以上に時間がかかります!
オンライン申請してから、申請面談の予約状況によりますが、今回の2度目の申請時にはオンライン申請してから取得まで約1ヶ月半かかりました。
渡航予定がある方は、かなり時間に余裕を持って申請することを強くお勧めします。
申請面談終了後、5営業日くらいで受け取りができます。


Q:「中国ビザセンター電話出ないし、メールの返事もないのですが・・・」
A:らしいですね。
私は電話もメールでの問い合わせもしていませんが、電話は繋がらずメールの返事も来ないと聞いています。



Q:「中国ビザ無しの、トランジットビザ免除措置に関して教えてください」
 A:すみません。わかりません!
トランジットビザ免除措置とは、第3国に出国が決まっている予定ある場合受けることができます。
例:成田→上海→バンコクのような場合に免除される処置です。
あいにく私はこのビザ免除措置に関して情報も体験もありません。
日本の空港のチェックイン時に、トランジットビザ免除措置を伝え搭乗許可が出たけれど、経由地となる上海のイミグレーションで入国ができず困っている日本の方と出会いました。その方はSNSの情報で上海経由で台湾に行かれるとのことです。(その後その方の無事入国できたかは未確認です!すみません。)
実際イミグレにはトランジットビザ免除用の専用カウンターがありましたがスタッフはおらず、開いてもいませんでした。(私の目撃談です!!)
個人的には、今は無茶な中国への渡航は避けるべきだと思います。



質問いただいていませんが、「重要」だと思うこと
中国ビザ申請時にパスポートを預けます。
受け取りまでパスポートは戻ってこないので、出国予定やパスポートの使用予定などある方は申請ができないと考えて良いと思います。

2023年5月はガラガラの上海浦東空港

1度申請してしまえば、意外と簡単な中国Mビザ?

コラムとして書くほどでもないだろう、2回目の中国Mビザ取得でしたが、こちらの記事が「非常に役に立った」と嬉しいお言葉や、ビザ申請のお困りの質問メールなどを多くいただき、どなたかのお役に立ててるのかもと嬉しくなり、非常に簡単だった2度目のMビザ取得記事を書かせていただきました。
また最近は放射能汚染水放出問題で、政治的な部分での不安要素が大きくあり、少し改善され始めた中国入国問題ですが、どうなるのかが大変不安です。
まだまだまだ・・・・・近くて遠い中国です。


*中国ビザ取得の記事に関して*
たくさんのご質問等のメールありがとうございます。
私自身の体験記として書かせていただいておりますので、今回のこの記事の情報が”完璧に正確”な情報ではありませんのでご了承ください。
わかる範囲ではお答えさせていただいておりますが、きちんとした情報などは中国ビザセンター、旅行会社、ビザ取得代行会社へお問い合わせいただくのが良いかと思います。

  • 記事を書いたライター
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Chika Kagami

Chika Kagami

SheChina編集長

SheChina編集長。
20年ほどの日中間での職歴、海外情報収集力と市場創造力を活かし念願の今のリアル中国を伝えるメディアを設立。 日本化粧品のiapetusでは、「断黒」という造語を作り、2021年中国美容用語のトレンド入りさせた。 趣味:旅行/ゴルフ/中国

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