中国独自の顔面偏差値経済
見た目が重要視される中国で、Z世代の6割以上がほぼ毎日スキンケアをし、ほとんどしない人は全体の0.6%。
そして、Z世代の3分の1近くがスキンケアに約30分かけ、その背景には中国独自の「顔面偏差値経済」があることがわかります。
美白を追求しながら、すでにエイジングケアを開始
スキンケアのフルラインナップは当たり前
中国での美白に対する意識はアジア一とも言われ、美白意識は高まるばかりです。中国Z世代がスキンケア商品に求める効能は、水分補給や保湿といった基本的な機能を抑え美白が一位となりました。
そして、95以降に生まれた4人に1人以上が「アンチエイジング」関連の商品を求め、00年以降生まれは思春期ということもありニキビ関連の商品に興味があることがわかりました。
中国Z世代が購入するスキンケア用品は、洗顔、化粧水、乳液の基礎化粧品だけではなく美容液、フェイスマスク、アイクリームなどパーツケアを含めたフルラインナップを購入する傾向になることがわかりました。
購入前には製品をしっかりリサーチ
94%の Z世代の女性がスキンケア製品を購入する際、事前に製品の効能、安全性、自分に合っているかをリサーチしていることわかりました。
重要なのはブランド商品よりも成分
CBNDataの調査データによると、アミノ酸、ヒアルロン酸、ナイアシンアミド、サリチル酸がZ世代に最も人気のあるスキンケア成分であることがわかっています。
美容やスキンケアに関する情報は、ソーシャルメディアを優先する
デジタル社会の中国では、REDBOOK、Weiboなどのソーシャルメディアを中心に、ネットショップやの製品レビューやブランドのプロモーションなどがスキンケア情報収集の場となっています。
「种草」種まきマーケティングの刺激が購入動機に
ステマ広告ではなく、種まきマーケティングが中心の中国では、購買意欲を植え付けることの「种草(zhǒng cǎo)」(草を植える)という言葉があります。
中国Z世代は様々なプラットフォームを活用し、情報収集をする中、75%の人が製品レビューを重要視し一番の購入動機となっています。
何よりも見た目が重要な中国Z世代
大人顔負けのスキンケアをしている中国Z世代は、大人世代が思っているよりも、はるかに高い美意識と情報力があることがわかりました。そして、今も昔も変わらないのが、口コミの重要性。デジタル社会で生まれ育っているZ世代はステマ広告や偽りの情報などにとても敏感です。
今後、中国Z世代の消費行動は、スキンケア市場の中心となり、彼らに受け入れて商品をもらうことが、ヒット商品が生まれる最短ルートとなることでしょう。
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