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在日中国人におすすめ副業をランキングでご紹介!

今回なかなか情報入手できない、公開されない”謎”に包められる日本に住む中国人の生態系シリーズの第一弾「副業」についてご紹介いたします。

今まで日本在住中国人がよく行っている副業

今まで特にコロナの前、日本在住の中国人は多くの人が、インバウンドやアウトバウンド関連の仕事や副業に従事し、典型的な副業は民泊の経営、海外の方々にツアーの案内、そして日本で店舗で購入した商品を本土で転売、あるいはソーシャルバイヤー的な副業を行ってきました。
大きな背景となるのは中国本土の凄まじい発展スピードで、商品やサービスや生活の質の向上により、メイドインジャパンブランド力が以前より人気がなくなり、日本と中国の間でビジネスを行う在日中国人の仕事や副業も徐々に変化が出てきました。
天猫(T-mall) などECプラットフォームによる越境ECの正規化や、コロナ禍で日本への旅行客が一気に減り、インバウンドとアウトバウンド両方とも激変し、副業の内容も一気に変化しました。
少なくともツアーガイドは今全く仕事ができない状況です。

2022年最新:日本在住中国人におすすめの副業のランキング!

7位:翻訳・通訳

副業といえば、時間のスキマでできることと自分のスキルを活かせることで、外国人にとっては翻訳・通訳は都合が良い選択肢となります。
スキマ時間の活用、海外との時差も気にせずオンラインできるのは翻訳・通訳の特徴です。
企業や個人の依頼があり、そのまま翻訳の行うのが主な流れで、その一部は翻訳会社に登録する安定的に副業ができる職種です。

6位:投資(株、不動産、外貨、仮想通貨)

中国人の好みはなんでしょうか?と問われたら、思わず以下の3つをよくあげるのでしょう。
食べ物、面子(メンツ)、不動産!
なぜ不動産はそこまで人気なのか、古くから中国では土地を私用物としてを持つことを考え、中国本土の不動産ブームを味わった中国人にとってはやはり定番の投資になっています。それはやはり、日本に住む中国人にも自然に影響しています。会社に勤めながら不動産投資を行う人は決して少なくないです。
外貨の取り扱いが制限されている本土の中国人と比較し、海外に住む中国人は容易にでき、人民元、日本円、ドルなどを積極的に投資し、リスクヘッジを図っています。

5位:中国輸入ビジネスやアマゾン、楽天での物販

中国の製造付加価値は、2012年の16兆9800億元から2021年には31兆4000億元に増加し、世界シェアは22.5%から30%近くに増加し、世界ナンバーワンの製造大国となりました。
例えば、スマホケースのような小物であれば、日本のAmazon楽天などのプラットフォームでは1,000円を超えるものがほとんどですが、中国のtaobaoでは20元(約412円)程度、同じものでも拼多多(pinduoduo)や1688などのプラットフォームではもっと安く購入することが可能です。
そして、今はEコマースで、実際の店舗を持たない分、スタートアップのコストが大幅に削減され、空いた時間を使ってプラットフォームの質問対応や発送など、より多くの人が在宅でビジネスができるようになりました。

4位:中華圏向けの講師業(例:留学生進学塾)

文部科学省の外国人留学生在籍状況調査によると、2021(令和3)年5月1日現在の外国人留学生数は242,444人。留学生の人数が最も多い国・地域は中国の 114,255人でした。
その中の半分以上は語学学校経由の進学するため、一般学生ビザは、入国日から6カ月以上2年以内の期間しか発給されず、この期間内に大学や大学院に合格することは、非常にシビアな課題です。
そのため、外国人留学生の進学を支援する塾も多くできました。
留学生の日本語は必ずしも流暢ではないので、そのため、ほとんどの塾の講師は同じ国籍か母国語の人たちです。
授業形式も自由で、経験的な知識を生かしながら、時間的な融通も利くので、残された時間を有効に使い、受験勉強を必要とするこのような学生にとても役立つサービスです。
講師の給与は時給約1,100円〜5,500円の相場となります。高い方が1万円を超えるケースもあります。

3位:本国へ物販するソーシャルバイヤー

ソーシャルバイヤーという”職業”が最初注目されたのは2010年代。2006年(平成18年)の観光立国推進基本法の制定を皮切りに、日本はインバウンド推進へ本格的にな取り込みがスタートし、効果が現れたのは2010年代の初めからとなります。
当初、Made-in-Japanへの憧れを背景とし、2000年代から、日本に旅行行きたい、日本に訪れ、日本商品を買い続けたい理由で、日本に住む友人に頼んで商品を購入し中国へ送ってもらうなどの一連の流れができ、ソーシャルバイヤー「代購(だいこう)」と呼ばれるようになりました。
最初は店舗で自ら足を運び、買い集めた商品を親戚や友人に送っていたところ、どんどん日本製人の人気が出始め、アリババ当初のTaobaoプラットフォームを使ってさらに個人店舗化し販売を拡大、さらに貿易会社などを設立し、発展してきました。数といえば、親戚に頼まれ送るのは10人中の5人半分だと言っても過言ではない時代がありました。
その後、アリババがブランド旗艦店の設置や越境プラットフォームの台頭により個人としてのバイヤーが減少しましたが、それでも多くの方がお小遣い稼ぎとしてやっています。
現在、マージンがあるニッチ関連の商品や業界なら、しっかりと市場があります。

2位:ライター、写真&映像撮影、映像編集

日本政府観光局(JNTO)のデータによると2019年の訪日外国人客を国・地域別に見ると、1位の中国が全市場で初めて900万人台を達成しました。
中国人は結婚前に結婚写真を撮る習慣があり、そのついでに旅行することも若者の選択肢の一つになっています。
また、観光目的で来日した人々は、優れた自然美と人文美に加え整然とした風景に憧れ、多くの中国人が来日した際、着物姿の写真を撮ることを選択します。しかし、自国のカメラマンと着物を持参するのは費用がかかりすぎるため、観光客として言語が通じない中国人は着物レンタル付きの写真館を探すのが良い選択肢になります。
しかし、コロナの影響から自由に往来できず、日本で写真を撮ることを生業とする中国人カメラマン達も在日中国人に着目するようになりました。サービス対象も観光客に限定せず、一般的に日本に住む中国人のニーズに合わせて働いています。

1位:ライブ販売を含むインフルエンサー関連活動

最近在日中国人インフルエンサー/KOLを活用し海外に配信を行うサービスを提供する会社が増えてきています。NUESE美学院も、その一社であり3年以上日本在住中国人のクリエイターを育成しています。
特にコロナ禍になりリアルの往来に関わるオフラインのインバウンドとアウトバウンドの活動が遮断され、オンラインでの越境ECや情報発信がニーズが一気に増えました。REDBOOK(小紅書)を始め日本在住のインフルエンサーは日本で流行っているものをリアルに配信し、メーカーや越境ECを行っている関係各所に非常に需要があります。
直近、抖音(中国TikTok)も越境ECが始まり、日本にいる中国人を使って物販ライブを行っています。
NUESE関連KOLの例として、わずか4ヶ月で月間2000万円以上の売上をライブで販売し、大変驚くべき成長スピードとなっています。

コロナ禍で大きくした在日中国人の副業感覚

NUESE美学院「在日中国女性の副業について」ワークショップ

日本に住む中国人の副業事情は、いかがでしょうか?
編集者(在日中国人)からみると、まるで今の日本と中華圏の間のビジネス往来のリアル図を反映しているのではないかと思われます。在日中国人の活躍ぶりは日本と海外とビジネスで結び、日本のグローバライズ化に貢献しているのだと実感しました。ただし、まだまだ知られていない分、どのように彼のパワーを活かせるのかが、今後興味深い課題となりますね。

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Vivian Chou

Vivian Chou

Community leader

20年前から日本最大級の在日中国人コミュニティを運営。 アリババコスメバイヤーマネージャー、広告代理店アライドアーキテクツ株式会社、SNS関連の新規事業など経て、グロービス経営大学院InternationalMBA取得、株式会社NUESEを創業、インテリジェンスな日中関連の女性を活用し、インフルエンサーの育成を初め幅広い事業展開を行う。

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